まず「倍音とは?」と感じる人も多いと思います。
音とは1つのように感じても、実はいくつもの音が重なって成り立っています。
その音がどのようにして含まれているかによって音色(おんしょく)は作られます。
そしてその音色を形成しているのが「倍音」になります。
少し難しいですよね
例えば、ミルフィーユはパイ生地やクリームによって作られています。
パイ生地やクリームがどのような素材で作られているかによっていろんな味、食感のミルフィーユが出来上がります
ここでいうミルフィーユが「音」で、パイ生地などの素材は「倍音」であるといえます。
話を戻しまして、
その倍音は大きく2つの種類に分けることができます。
1つが「整数次倍音」と呼ばれるものです。
またも難しい言葉が出てきました。
整数次倍音とは声や楽器のなかに自然と含まれているものです。
音を波形として表した場合、整数次倍音は波が大きくなるところが等間隔で並びます。
等間隔で並ぶことによって、きれいでよく通る音に聞こえます。
高い音域になると、ぎらぎらとした音になります。
声に整数次倍音を持つ人として、黒柳徹子さんやタモリさんなどの声が例に挙げられます。
もう一つが「非整数次倍音」です
整数次倍音がきれいな音だとすると、非整数次倍音はざらざらとした音になります。
これは波形にも表れ、整数次倍音の波形に比べざらざらと不規則な波形になります。
例として明石家さんまさんやビートたけしさんの声が挙がります。
2つの倍音の違いによっていろんな印象を呼び起こし、人やものによって声や音の特徴は様々です。
なかには整数次倍音、非整数次倍音両方の特徴をもつ人もいます。
次回はそこにフォーカスをあててみていきましょう。
こちらの記事はYouTubeの動画にて詳しく説明されています。
https://youtu.be/jVZnq3_AKoY
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